東京の待機児童問題の真実:待機児童率が1%を超える3つの市区町村

東京の待機児童の話をするときには待機児童「数」が多いエリアに注目しがちです。

しかし実は待機児童「率」が高いTop 3の市区町村は、「三宅村・檜原村・小笠原村」の3つなんです。

さらに待機児童の話をするときに避けて通れないのは「隠れ待機児童」の存在です。

そこで、東京の市区町村ごとに「待機児童率」と「隠れ待機児童率」を可視化して見るといくつかの特徴的な市区町村が見えてきました。

待機児童率は低いが、隠れ待機児童率が高い

港区・台東区・目黒区が該当します。

特に港区は待機児童がいないにも関わらず、隠れ待機児童率が20%を超えています。

行政が提供する認可の保育サービスでは対応できないようなニーズがあるのかが気になるところです。

待機児童率も隠れ待機児童率も一定の高さがある

狛江市・国分寺市・町田市が該当します。

これらの市区町村では、認可の保育サービスの供給および、隠れ待機児童の受け皿になる未認可のサービスの供給も需要に追いついていないのかもしれません。

待機児童率が高く、隠れ待機児童率は低い

冒頭で話した三宅村・檜原村・小笠原村が該当します。

代替可能な保育サービスなどもないことが想定されるため、より深刻な問題を抱えているエリアと言えそうです。

利用データ

今回利用したデータは、いずれも厚生労働省のWebサイトで公開されている情報です。

  • データ: 保育所等関連状況取りまとめ: 申込者の状況 - リンク

データはこちらからCSV形式でダウンロードできます!

  • 機児童の内訳(2022年) - リンク
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