今回のEDASalonのお題は、地球温暖化です。
地球温暖化には二酸化炭素などの温室効果ガスが影響していると言われていますが、どういった国が二酸化炭素の排出量が多いのでしょうか。また、日本は二酸化炭素の排出量が多いのか、それは上昇傾向または下降傾向にあるのかを調べていきます。
使用するデータは、世界のエネルギーデータの二酸化炭素の排出量のデータ(Carbon Dioxide Emissions)を使用していきます。
データは年ごとに列が分かれており、1行は国や地域を表しています。
このデータを使って可視化をするためには、こちらの動画をご覧ください。
2020年の国ごとの二酸化炭素の排出量の上位30カ国を可視化してみると、上位TOP5である国(中国から日本まで)とそれ以外の国では二酸化炭素の排出量に差があるように見えます。
先程のチャートで中国、アメリカ、インド、日本をハイライトしてみます。
二酸化炭素の排出量が中国が最も多く、アメリカの約2倍ほど多いことがわかります。アメリカですら他の国に比べると二酸化炭素の排出量が多いですが、その2倍ということで中国がどれだけ二酸化炭素の排出量が多いかが確認できます。
各国に二酸化炭素の排出量の推移を可視化してみると、一部の排出量の多い国を除き、それ以外の国は急激に二酸化炭素の排出量が増えているというわけではなさそうです。
先程のチャートで中国、アメリカ、インド、日本をハイライトしてみます。
アメリカは1960年から2010年にかけて二酸化炭素の排出量は増えていましたが、2010年以降は減少傾向にあることがわかります。その反面、中国は2002年を境に急激に二酸化炭素の排出量が増えているようです。インドも二酸化炭素の排出量がずっと増え続けており、2009年には日本を追い越していることがわかります。