先週、1ドルあたりの日本円の為替レートがついに150円台を到達し、世間を賑わせました。
2000年から2022年までは140円を到達したことがありませんでしたが、この数年で急激に上昇し、2000年以降では過去最高の円安となっています。
ちなみに、コロナウイルスがあった2020年はあまり円の価格が下落することはなかったのですが、2022年2月にあったロシア・ウクライナ戦争あたりから日本の円安が急激に加速していきました。
円安の場合は輸入品が高くなりますが、輸入物価指数はどのように変化したのでしょうか。
ここでは、2020年以降から輸入物価指数が急激に増加していることがわかります。
2020年1月と比較をすると、ピーク時は70%ほど輸入価格が上がっていた模様。
直近では収まっているものの、それでも2020年の1月と比べると45 ~ 50%近く上がっていることがわかります。
日本円の為替レートと輸入物価指数の推移を同時に可視化。
円安の場合は輸入品が高くなり輸入物価指数が上がりますが、円安が急激に加速した2022年ではなく、2021年の時点から輸入物価指数が上がっているようでした。
今後円安がどこまで進むのかも未知の状況ですが、輸入物価指数が上がることによって消費者物価指数も上がり、より生活が逼迫してしまうのでしょうか。