ExploratoryからexportされたRスクリプトをコマンドラインRで実行する(Mac版)

ExploratoryがインストールされているMacでは、コマンドラインRは以下のコマンドで実行出来ます。

/usr/local/bin/R

ここに、ExploratoryからexportされたRスクリプトをコピー・ペーストすると、Exploratory内部で実行しているのと同じ処理をコマンドラインRで実行出来ます。

Exploratoryでデータフレームを開いて、試してみましょう。

Exportしたいステップを選択した状態で、Exportアイコンからメニューを開いて“ステップをRスクリプトとしてエクスポート”をクリックします。

Rスクリプトダイアログがポップアップしてきますので、“クリップボードにコピー”をクリックすると、クリップボードにスクリプトがコピーされた状態になります。

コマンドラインRに戻って、command-Vでコピーされたスクリプトをペーストします。スクリプトが実行されて、データの取得と加工が行われた結果、Exploratoryのテーブルビューで見えているのと同じデータが表示されています。

.libPathsファンクションについて

エクスポートされたスクリプトの1行目にある以下の行は、コマンドラインRに、Exploratoryで使用しているRのパッケージ(ライブラリ)のある場所を教えています。

.libPaths("/Users/<OSユーザー名>/.exploratory/R/3.6")

自作のスクリプトを、Exploratoryと同様の環境で実行したい場合は、この1行をスクリプトの最初に追加することで、Exploratoryが使用しているのと同じパッケージのセットがスクリプト内で利用可能になります。

exploratoryパッケージをgithubからインストール

Exploratoryは探索的データ分析をより効率良く行うために“exploratory” というRのパッケージを作りこちらのgithubページより公開しています。 exploratoryよりエクスポートされたスクリプトの実行にはこちらのパッケージが必要になります。

ExploratoryがインストールされているマシンでExploratoryよりエクスポートされたスクリプトを実行する場合は、既にexploratoryパッケージもインストールされていますので、そのままで大丈夫です。もし、別のExploratoryがインストールされていないマシンで実行したい場合は、以下のコマンドでgithubから直接インストールをする必要があります。

devtools::install_github("exploratory-io/exploratory_func")