クリック率（CTR）

クリック率（CTR）はデジタル広告の効果を測定する上で最も基本的な指標の一つです。

クリック率（CTR）は、広告が表示された回数（インプレッション）に対して、実際にユーザーがその広告をクリックした回数の割合を表します。

デジタルマーケティング担当者やウェブサイト運営者にとって、CTRは広告やコンテンツの魅力度を即座に把握できる重要な指標となります。特に予算が限られている中小企業のマーケティング担当者や、効率的な広告運用を求められる広告代理店のアカウントマネージャーにとって、日常的なモニタリングが欠かせません。

マーケティング担当者は顧客が購買サイクルの次のステージに、スムーズに進めるようにに、様々な活動をします。

しかし、全てビジネスにおいて、顧客のステージが段階的に進むとは限りません。

例えば、インターネット広告の場合、広告を表示する対象を、検索語や属性などから指定できるので、直接、購買を促すことできます。そのため、ブランド認知率とは異なる指標でマーケティングの成果を評価するべきと言えます。

そこで、このノートでは、自社のサイトに顧客を集客して、商品を購入してもらうために、多くの広告予算が費やされているリスティング（検索連動型）広告に関わる重要指標、その中でも、最初のイベントである「インプレッション」や「クリック」に関わる指標のクリック率（CTR / クリック・スルー率）を紹介します。

どれだけ費用を掛けて、リスティング広告に出稿して広告が表示されても、広告をクリックしてもらわなければ意味がありません。

そこで、広告が表示された人のうち、どの程度の人が広告をクリックしたかの割合をモニターすることで、広告の説明文やテキストが、顧客にとって魅力的なものになっているのかを理解できます。

この指標のことをクリック率（CTR/クリック・スルー率）と呼び、クリックスルー率は以下の計算から求めることが可能です。

また、検索語句に分けてクリック率を比べることで、どういった検索語句やテキストだとクリック率が高いかを理解でき、広告のパフォーマンス改善に役立てられます。

さらに、広告経由でのクリック率のトレンドを可視化することで、時間の経過とともに、広告経由でのクリック率を改善できているかを理解できあます。

リスティング広告の指標の作り方や可視化の方法

今回、紹介したクリック率以外にも、Web広告に携わる担当者様にとって重要な指標はいくつもあります。そこで、リスティング広告に関する重要な指標と、その可視化の方法を紹介する動画を公開しています。

ぜひご覧ください！