このトピックは2024/5/14のExploratory Hourで放送されたものです。
ある値にマッチする行の数をグループごとに集計したデータを作りたい時には、集計の中で「条件にあった行の数」を使うことで可能です。
そこで、集計の中で「条件にあった行の数」を使って、ある値にマッチする行の数をグループごとに集計したデータを作る方法を紹介します。
例えば、部署ごとの従業員数と共に、特定の条件(例:出張頻度)に合致する従業員数を把握したい。
使用するデータは従業員データです。各行が1従業員を表し、列には年齢、部署、職種、給与、出張頻度などの情報が含まれています。
職種の列のヘッダーメニューから「集計」を選択します。
グループ列に「職種」、値には自動的に「行の数」が選択されているため、職種ごとの人数が集計されています。
行の数(人数)を表す列名が「Number_of_Rows」になっているため、編集ボタンをクリックして列名を「人数」に変更します。
これにより、列名を「人数」に変更することができました。
次に、特定の条件(例:出張頻度が「たまに」)に合致する従業員数を集計したいです。
値に新しい項目を追加し、「行の数」を選択します。集計関数に、「条件にあった行の数(COUNT IF)」を選択します。
条件には、以下のように設定をします。
新しい列名には「出張頻度_たまに」と指定をして適用します。
これにより、職種ごとに出張頻度が「たまに」の従業員数を集計することができました。
同様の手順で、他の条件(例:出張頻度が「頻繁」)についても集計列を追加できます。
新しい値の項目に「行の数」を追加し、上記と同様の手順を繰り返します。
これにより、職種ごとに出張頻度が「たまに」と「頻繁」の従業員数を集計することができています。
実行することで、職種ごとに総従業員数や出張頻度ごとの従業員数を集計することができます。
今回のように、ある値にマッチする行の数をグループごとに集計したデータを作りたい時には、集計の中で「条件にあった行の数」を活用してみてください。