Exploratory アワー #477 - 複数の質問への回答結果を一目で比較できるレーダーチャートの使い方

Exploratoryを使用して、アンケートデータの分析に適したレーダーチャートの作成方法と活用法を紹介します。レーダーチャートは、複数の質問への回答結果を一目で比較できるチャートです。特に、グループごとの回答傾向の違いを簡単に把握できる点が特徴です。

問題

複数の質問項目への回答をグループ(年代、部署など)ごとに分けて効率的に把握したい。

解決方法

使用するデータは従業員アンケートのデータです。このデータは1行が1従業員を表し、列には各質問への回答と属性情報(年代、エリアなど)が含まれています。

Exploratoryでレーダーチャートを作成する手順は以下の通りです。

チャートビューに移動し、チャートタイプから「レーダー」を選択します。

値の欄に、比較をしたい質問項目の列を割り当て、集計関数には「平均値」を設定します。

この時点で、全回答者の各質問項目に対する平均値のスコアを示すレーダーチャートが表示されます。

チャートの形状から、どの質問項目のスコアが高いか、低いかを確認することができます。

次に、グループごとの回答傾向を比較するには:「色で分割」に、グループ分けしたい属性列(例:年代)を割り当てます。

これにより、各グループ(年代)ごとに色分けされたレーダーチャートが表示されます。

上記の例では、40代は全体的に高スコアで、50代・60代は低スコアであることがわかります。

より属性を細かくして比較をしていきたい場合には、「繰り返し」に別の属性(例:エリア)を割り当てます。

これにより、エリアごとにチャートを分割し、より細かな比較が可能になります。

レーダーチャートを使用することで、アンケートデータの多面的な分析が可能になります。複数の質問項目への回答をグループごとに比較する際に特に有効で、各グループ間での回答の違いを視覚的に把握することができます。

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参考情報

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