Exploratoryを使用して、アンケートデータの分析に適したレーダーチャートの作成方法と活用法を紹介します。レーダーチャートは、複数の質問への回答結果を一目で比較できるチャートです。特に、グループごとの回答傾向の違いを簡単に把握できる点が特徴です。
複数の質問項目への回答をグループ(年代、部署など)ごとに分けて効率的に把握したい。
使用するデータは従業員アンケートのデータです。このデータは1行が1従業員を表し、列には各質問への回答と属性情報(年代、エリアなど)が含まれています。
Exploratoryでレーダーチャートを作成する手順は以下の通りです。
チャートビューに移動し、チャートタイプから「レーダー」を選択します。
値の欄に、比較をしたい質問項目の列を割り当て、集計関数には「平均値」を設定します。
この時点で、全回答者の各質問項目に対する平均値のスコアを示すレーダーチャートが表示されます。
チャートの形状から、どの質問項目のスコアが高いか、低いかを確認することができます。
次に、グループごとの回答傾向を比較するには:「色で分割」に、グループ分けしたい属性列(例:年代)を割り当てます。
これにより、各グループ(年代)ごとに色分けされたレーダーチャートが表示されます。
上記の例では、40代は全体的に高スコアで、50代・60代は低スコアであることがわかります。
より属性を細かくして比較をしていきたい場合には、「繰り返し」に別の属性(例:エリア)を割り当てます。
これにより、エリアごとにチャートを分割し、より細かな比較が可能になります。
レーダーチャートを使用することで、アンケートデータの多面的な分析が可能になります。複数の質問項目への回答をグループごとに比較する際に特に有効で、各グループ間での回答の違いを視覚的に把握することができます。