顧客の売上ランキングを計算する

まず顧客を売上金額で順位付けするために、「売上」の列ヘッダーメニューから「表計算を作成」、「ランキング（隙間なし）」を選択し、並び順を「降順」に設定します。。

このとき、並び順を降順にするのは、売上が大きい顧客をより上位にしたいからです。

新しい列名を「売上ランキング」として設定し実行ボタンをクリックします。

これで各顧客の売上ランキングを計算することができました。

デシルグループを作成する

売上ランキングに基づいて10個の等頻度グループを作成するために、売上ランキングの列ヘッダーメニューから「カテゴリーを作成」を選択します。

カテゴリーのタイプに「等頻度」を選択し、カテゴリー数を「10」に設定し、ラベルに「デシル1」から「デシル10」まで、カンマ区切りで入力します。

最後に新しい列名を「デシルグループ」として設定し実行ボタンをクリックします。

これで売上をもとに顧客を10個の等頻度グループに分類することができました。

結果を可視化する

グループごとの売上構成比と累積構成比を可視化するために、チャートビューに移動しチャートタイプを「バー」、X軸に「デシルグループ」、Y軸に「売上」を設定し、集計関数にSUM（合計）を指定します。

これでデシルごとの売上を可視化できます。

続いて、デシルごとの売上構成比に加えて、上位から何%のグループで全体の売上の何%を占めているかを確認するために、累積構成比を追加します。

Y軸にもう一度「売上」を選択し、表計算を選択します。

表計算のメニューが開いたら、計算のタイプに「累計」、値の集計方法に「合計値の割合」を選択します。

累積構成比はラインで表現する方が変化の推移を把握しやすいため、マーカーを変更します。

2つ目のY軸メニューからさマーカーを選択します。

マーカーの設定ダイアログが開いたら、マーカーを「ライン+サークル」に変更します。

これにより、デシル1から順番に売上構成比を足し上げた値を計算して、ラインでその増加を可視化できましたが、売上と売上の累積構成比は値の範囲が異なるため、Y2軸に設定して別々のスケールで表示します。

そこで、改めて、2つ目のY軸メニューからY1/Y2軸の設定をクリックします。

列の設定ダイアログが開いたら、Y2軸にチェックを付けて、チャート意味を明確にするために、軸の表示名を「売上の累積合計」に変更します。

これでデシル分析の結果を2つの指標で可視化することができました。

バーではデシルごとの売上を、ラインからは上位から累積した売上構成比を確認することができます。

例えば、今回のデータでは、上位30%の顧客（デシル1-3）で全体の売上の80%を占めていることがわかります。