ExploratoryではデータやチャートをCSV形式でエクスポートする際に、BOM(Byte Order Mark)の有無や改行コードの形式を指定することができます。これらのオプションを使用することで、異なるシステムやアプリケーションでの互換性を確保できます。
特定のシステムやアプリケーションにCSVファイルを取り込む必要がある方、レガシーシステムとのデータ連携を行う方に役立つ機能です。
CSVファイルをエクスポートして他のシステムに取り込む際に、システムの制約によってBOMの有無や改行コードの形式が指定されていることがあります。デフォルトの設定では対象システムが正しくデータを認識できない場合があります。
Exploratoryのバージョン12.3以降では、CSVエクスポート時にBOMの追加と改行コードの形式を明示的に指定できるオプションが追加されました。
BOM(Byte Order Mark)は、ファイルの冒頭に配置される特殊な文字列で、そのファイルがどの文字エンコーディング方式でエンコードされているかを示す情報です。
例えば、UTF-8の場合は「EF BB BF」という記号が使用されます。最新のアプリケーションやサービスでは、BOMの有無に関係なく文字エンコーディングを適切に判断してくれますが、一部のレガシーシステムやDM送信システムなどでは、BOMの情報がないとデータを正しく扱えない場合があります。
改行コードについても、システムによって使用される方式に違いがあります。Windows系システムではCRLF(0D0A)を使用し、Unix系システム(Macを含む)ではLF(0A)を使用します。最近のシステムやツールでは、どちらの改行コードでも適切に扱ってくれることが多いですが、特定のシステムで明示的に指定が必要な場合があります。
またこれらの設定はCSVをエクスポートする際のオプションとして表示されるため、任意のオプションの選択が可能となっています。