Exploratory アワー #647 - AI プロンプトの活用事例 - 日付の期間を柔軟にフィルタする

時系列データを扱う際に、特定の期間でデータをフィルターすることは重要な分析作業の一つです。Exploratoryの従来のUIでは、日付フィルターを設定する際に多くのメニューオプションから適切なものを探し出す必要があり、特に複雑な期間指定では設定が困難な場合がありました。

そこで今回は、AIプロンプトを活用して、自然言語による指示で柔軟かつ簡単に日付フィルターを設定する方法について紹介します。この機能を使用することで、従来のUIでは対応できなかった複雑な期間指定も簡単に実現できるようになります。

問題

従来のExploratoryのUIを使用した日付フィルターには、以下のような課題がありました。

日付データをフィルターする際に、膨大なメニューオプションの中から適切な設定を見つけ出すことが困難でした。

特に「今日起点として直近3ヶ月のデータ」や「データ上の最後の日から3ヶ月前以降」といった相対的な期間指定では、どのメニューを選択すべきか迷いやすい状況がありました。

また、「今月の月初を起点として6ヶ月後までの末日まで」のような、より複雑な期間指定については、従来のUIでは対応できるメニューが存在しないという制限もありました。