Excelで行っていた作業を、Exploratoryでどのように簡単に解決していけるのかを紹介するExcelシリーズです。
今回はその中でも、「他のデータフレームにある行を結合する方法」について紹介をしていきます。Excelでは新しいデータをコピーして既存のシートに貼り付けて運用されることが多いですが、Exploratoryではどのように解決できるのかをご紹介します。
例えば、毎月新しく別のファイルとして作られるデータを既存のデータに追加したいとします。
Excelでは新しいデータをコピーをして、
既存のシートに対して、先ほどコピーした新しいデータを貼り付けて、行を結合されることが多いかと思います。
この方法では、毎回のように行数が増えていくために、Excelファイルのサイズが大きくなり、開くのに時間がかかったり、動作が重たくなってしまいます。
Exploratoryでは、マージのダイアログの中で、行を結合したいデータフレームを指定するだけになります。
例えば、2つのデータフレームがあり、1つ目が2022年の売上のデータです。
2つ目が2023年の売上データで、データの構造は同じで期間のみが違うデータとなっています。
これらの2つのデータの行を結合して、「2022/1/1 - 2023/12/31」の2年間の売上データにしたいです。
そういったときに使えるのが「マージ」です。
ステップメニューから「マージ(行を結合する)」を選択します。
マージのダイアログが表示されます。
行を結合したいデータフレームを指定します。今回の場合は、「売上データ_2023」にチェックボックスをつけます。
行を結合したいデータフレームを指定できたら、「実行」ボタンをクリックします。
これによって、2022年、2023年の売上データを行結合して、2年間の売上データにすることができました。
今回は、インポート後のデータフレームをマージ(行結合)する方法を紹介しましたが、インポートの時点でExcelファイルで複数のシートを選択し、1つのデータフレームにまとめてインポートすることも可能です。
詳しくは、こちらのノートをご覧ください。