お客様からのフィードバックやアンケートの自由記述、SNSでの投稿など、大量のテキストデータを前にして、
そんな経験、ありませんか?
アンケートデータや口コミのデータなど、自由記述のテキストデータを使って知りたいことの多くは、大量の自由記述のデータから「どういったグループがあるのかを理解すること」ですが、多くの方がその方法がわからずに挫折してしまい、自由記述のデータはあるけどもビジネスに活かしきれないといった問題を抱えています。
その問題を解決するための一つの手段として、テキストデータを分類できる「トピックモデル」といった手法があります。
Exploratoryでは、アナリティクスビューからトピックモデルを簡単に実行することができますが、「分析結果は出るけれど、それぞれのトピックをどのように解釈すればいいかわからない」という声も聞きます。
そんな悩みを解決するために、Exploratory v13ではガイド付きアナリティクスとAIサマリ機能が新たに追加されました!これによって、分析初心者でも自信を持ってテキストデータの分析を行うことができます!
トピックモデル分析は、大量のテキストデータを自動的に複数のテーマ(トピック)に分類し、各テーマがどのような内容なのかを明らかにするアナリティクス手法です。
この分析により、具体的には以下のような洞察を得ることができます:
トピックモデルの仕組みについて知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
顧客満足度調査の分析
従業員エンゲージメント調査
商品開発・マーケティング戦略
今回使用するのは「Web会議サービスの顧客満足度調査データ」です。このデータには、推奨度の理由として回答されたお客様のコメントが含まれています。
顧客満足度調査のデータはこちらからダウンロードできます!
テキスト分析を実施したいため、アナリティクス・ビューを開きます。
アナリティクスのタイプに「テキスト分析」→「トピックモデル(文章データ)」を選択します。
テキストの列に「推奨度の理由」を指定して実行ボタンをクリックします。
トピックモデルが実行され、ガイド付きのアナリティクスにより、各セクションで詳細な説明が表示されます。
デフォルトではトピックの数は「3」となっていますが、今回はトピック数を「5」に設定します。設定をクリックしてトピックの数に「5」を指定して適用します。
5つのトピックに分けてトピックモデルを実行することができました。
今回は例として5つのトピックを設定しましたが、分類されたトピックや目的に応じて、トピックの数を調整してください。
トピックと単語の関係にある「重要語」のチャートでは、各トピックを特徴づける重要な単語を横向きのバーチャートで可視化されています。これによって、それぞれのトピックでどういった単語が重要なのかを俯瞰して確認することができます。
次に表示される「トピックと文章の関係」チャートでは、元の文章がどのトピックに最も関連しているかが色分けで表示されます。さらには、重要な単語がトピックの色でハイライトされているため、なぜその文章がそのトピックに分類されたのかが視覚的に理解できます。
トピックモデルの単語の関係や文章の関係のチャートによって、どういったトピックがあるのかはわかりますが、以下のような問題があります。
そこで、次に紹介する「AI サマリ」の機能を使うことで、この問題を解決することができます!
v13で新しく追加されたAI サマリ機能は、複雑なトピックモデルの結果をボタンを押すだけで自動的に要約してくれる革新的な機能です。
使い方は非常にシンプルで、トピックモデル分析を実行した後に「AI サマリ」ボタンをクリックするだけです。
これによって各トピックの特徴と実際の文章をまとめた情報が出力されます。
今回のトピックモデルでは、以下のようなトピックに分類されていることを要約してくれています。
さらに、各トピックでの実際の文章例が表示されるため、数値だけでは見えない背景やニュアンスまで理解できます。
テキスト分析で多くの方が挫折していた理由は、「分析結果は出るけれど、それが何を意味するのか分からない」ことでした。トピックモデルを実行しても、「結局お客様は何を求めているの?」という質問に答えられず、せっかくの貴重なデータを活用しきれていない問題がありました。
そこで、Exploratory v13のガイド付きのアナリティクス機能により、各チャートの見方が初心者にも分かりやすく解説されるようになりました。さらにAIサマリ機能が、複雑な分析結果を自動的に要約し、「どういったトピックがあるのか」「実際にはどのような文脈で使われていたのか」まで具体例付きで教えてくれるために、テキスト分析の敷居がぐっと下がりました。
このv13の新機能を使うことで、以下のような効果が期待できます!
もう「結果の見方が分からない」という悩みから解放され、自信を持ってテキストデータから価値ある洞察を得られるようになります。
これにより、データ分析の専門家でなくても、お客様の声から価値ある洞察を得て、具体的な改善アクションにつなげることができるようになりました。