社内環境などから外部のインターネットに接続するためのプロキシの設定に、PACファイルが使用されているときは、PACファイルから必要な情報を読んで、Exploratoryに設定する必要があります。
なお、PACファイルを利用しているかどうかは、多くの場合、ご利用のブラウザの「設定」から「パソコンのプロキシの設定を開く」ことで簡単に確認が可能です。
PACファイルを利用している場合、スクリプトのURLにアクセスしてダウンロードされるファイルをテキストエディタを開くことで、PACファイルの内容の確認が可能です。
PACファイルは、どういった場合にどこのプロキシサーバーを使えばいいのかを判断するJavaScriptのプログラムになっています。
こちらファイルから、exploratory.io
に接続するときに、どのプロキシが使用されてるべきなのかを読み取ります。
例えば、以下のPACファイルの例では、exampleintranet.com
ドメインの場合はプロキシを使用しないが、それ以外ではproxy.exampleintranet.com:8080
をプロキシサーバーとして使用する、というポリシーを表しています。
PACファイルの例:
function FindProxyForURL(url, host) {
if (dnsDomainIs(host, ".exampleintranet.com")) {
return "DIRECT";
}
return "PROXY proxy.exampleintranet.com:8080";
}
この場合は、exploratory.io
に接続するにはproxy.exampleintranet.com:8080
をプロキシサーバーとして使用するべきであるということになりますので、以下のようにこれをExploratoryデスクトップに設定します。
プロキシサーバーのURLはreturn
ステートメントの中で記述されることになりますが、アクセスする先やアクセス元のIPアドレスをもとに、複雑な条件分岐を元に設定されることもあります。もし、PACファイルの中に複数のreturn
ステートメントが存在していて、PACファイルの中身を見ても、どのプロキシサーバーのURLを利用すればいいかわからない場合は、自社の情報システム部門にどのプロキシサーバーのURLを利用すればいいかをご確認ください。
システム設定ダイアログの、プロキシタブに、以下のように、PACファイルから読み取ったプロキシ・サーバーの情報を設定します。
再ログインボタンをクリックして、再ログインすると、指定されたプロキシ・サーバーをとおしてexploratory.ioに接続するようになります