今回は日本の移動傾向データを使用します。こちらは、Appleが公開している世界の移動傾向データを、日本のみにフィルタしたデータとなります。
1行が1日単位で分かれており、列には移動変化率があります。
今回はこのデータを使って、日付データから祝日や週末を判定する列を作る方法をご紹介します。また、祝日や週末によって移動変化率に違いがあるのかもチャートで可視化して比べていきます。
ここでは、月曜日から金曜日までを平日に、土曜日と日曜日を週末とします。
週末かどうかを判別するデータがないため、日付データから平日か週末かラベルを付けたいです。
日付の列ヘッダメニューから「抽出」の「平日 / 週末」を選択します。
計算を作成のダイアログが表示され、計算エディタには平日か週末かラベルをつけられるweekend
という関数が入力されています。
任意の列名を指定して実行します。
平日の場合は「Weekday」、週末の場合は「Weekend」のラベルをつけることができました。
チャートを作成して、平日と週末で移動変化率に違いがあるのか可視化します。
タイプに「バー」を選択します。X軸には「週末」を、Y軸には「移動変化率」を選び、集計関数には「平均値(MEAN)」を選択します。
週末の方が移動変化率の平均値が高いようです。
このデータには祝日の情報がないため、祝日の場合にTRUE、そうでない場合にFALSEのラベルをつけたいです。
そのため、日付データから祝日かどうかラベルを付けていきます。
日付の列ヘッダメニューから「抽出」の「日本の祝日」を選択します。
計算を作成のダイアログが表示され、計算エディタには日本の祝日か判定ができるis_jholiday
という関数が入力されています。
任意の列名を指定して実行します。
日付データから祝日かどうかラベルをつけることができました。
チャートを使って、祝日かどうかで移動変化率に違いがあるのか可視化します。
X軸に「祝日」の列を選択します。
祝日の場合、そうでない日に比べて移動変化率の平均値が高いようです。
週末または祝日の場合にTRUEのラベルをつけたいとします。
その場合は、「条件を設定して置換」の機能を使うことで簡単にできます。
列ヘッダメニューから「値を置き換える」の「条件を指定」を選択します。
条件を設定して置換のダイアログが表示されました。
次に、条件の「プラスボタン(+)」をクリックします。
条件には列に「祝日」、演算子には「TRUEである」を選択します。
これによって、祝日である(TRUE)といった条件が作られました。
今回の場合は、祝日または週末かどうかかをもとに休日可動かを判定したいために、条件の「プラスボタン(+)」から追加しましょう。
ここでの条件は、列に「週末」、演算子に「等しい」、値には「Weekend(週末)」を選択します。
これによって、「祝日である」と「週末である」という条件が作れました。
一方で、複数の条件を使う際には、その条件を「AND(どちらも)」もしくは「OR(または)」を指定する必要があります。
今回の場合は、「祝日または週末」という条件にしたいため、「OR」を指定します。
新しい値のデータ型には「Logical(論理値)」を指定します。
「祝日または週末」の条件の新しい値には「TRUE」を、デフォルト(それ以外の場合)には「FALSE」を指定します。
新しく列を作成にチェックをつけ、任意の列名を指定して実行します。
これによって、休日(週末または祝日)かどうかラベルをつけることができました。