学校からはじまるデータサイエンスの民主化

2022年3月18日に開催した「学校からはじまるデータサイエンスの民主化」の録画になります。

「学校からはじまるデータサイエンスの民主化」では、大学でExploratoryを使ってデータサイエンス教育を始められている先生方に、日本の大学の現場でのデータサイエンス教育の取り組み、うまくいったこと、いかなかったこと、これからの課題などのお話を共有いただきました。

オープニング

スピーカー:西田勘一郎、Exploratory, Inc. CEO

清泉女子大学 - データサイエンス「も」使えるチェンジメーカー輩出への挑戦

スピーカー: 山本達也様、清泉女子大学 地球市民学科

清泉女子大学ではデータサイエンスの授業を単に必修化するだけでなく、文部科学省が公開する指針よりも高度なレベルの授業を提供しています。こちらのセミナーでは、清泉女子大学がデータサイエンス教育に力を入れている理由や、どういった理念や枠組みのもと、詰め込み教育とは異なる実践的なデータサイエンスの講義を作り上げているかについて、山本先生にご紹介いただきました。

中央大学 - ExploratoryとRによる全学データサイエンス教育

スピーカー: 酒折 文武様、中央大学 理工学部数学科

中央大学様は、「AI・データサイエンス全学プログラム」として、学部を超えたデータサイエンス教育に力を入れています。こちらのセミナーでは、ExploratoryとRを使った「AIデータサイエンスツール」の授業のカリキュラムをどのように設計され、どのように講義を行い、またどのように講義で利用されているテキストや課題を作られていったのかを、酒折先生にご紹介いただきました。

追手門学院大学 - エンゲージメント向上のための人事制度改革 - 管理部門におけるExploratoryの活用

スピーカー:渡辺 圭祐様、追手門学院大学 法人事務局

近年、様々な教育機関様において、データを活用して組織運営を改善する取り組みに注目が集まっています。追手門学院様は、従業員の満足度を測るeNPSを組織運営にあたる健康状態を測るための指標に定め、それを改善するために様々な分析手法を用いて、組織運営の向上に役立てています。 こちらのセミナーでは、eNPSという指標の紹介、改善のために実際にどのような分析を行ったのか、さらにその結果として職員の方達にどのように変化が生じたかなどについて、渡辺先生にご紹介いただきました。

多摩大学 - データサイエンス入門教育の現場から - 46歳新任教員2年間の苦闘

スピーカー:崎濱 栄治様、多摩大学 経営情報学部

Covid-19の流行以降、多くの大学では授業が「オフライン」、「オンライン」、またはその2つを織り交ぜた「ハイブリット」といった形で提供されるようになりました。多摩大学で行われているデータサイエンスやマーケティング・アナリティクスの授業もこうした様々な形態で提供されるようになりましたが、そのさいにうまくいったこと、いかなかったこと、将来に向けての課題、またどういった環境を用意すると生徒が成功するかなど、具体的な事例を交えて崎濱先生にご紹介いただきました。

横浜市立大学 - 「学ぶ」分析技術から「使う」分析技術へ - Exploratoryによるドリル演習

スピーカー:土屋 隆裕様、横浜市立大学 データサイエンス学部

データサイエンスの授業を行ううえで重要なことは、生徒の方達に授業そのものに興味をもってもらうことと、実際に授業で「学んだ」ことを、自身の手を動かして「使える」レベルに昇華させることです。こちらのセミナーでは、横浜市立大学データサイエンス学部の授業では、どのようなデータを使い、どのように対話的、実践的な授業を行っているのか、どのように学生に興味を持ってもらえる環境を作っているのかなどについて、土屋先生にご紹介いただきました。